電子マスカットの「実用的なストレート式ICラジオ」を組み立てる

2006.08.19 text by usadtc

 夏休み−というか、お盆休みの工作として、前から作りたかった、ラジオを製作してみることにしました。

 元となるのは、「電子マスカット」というサイトに紹介されている「実用的なストレート式ICラジオ」です。これを小さいケースに組み込んで、本格的なラジオっぽく仕上げてみよう、というのがコンセプトです。

 先日上京した折り、秋葉原に行って、部品を買い集めてきました。ほとんどの部品は千石電商で手に入りましたが、バーアンテナのSL-55GTだけは、千石電商にも周りの店にもなくて、結局、ラジオセンター(総武線ガード下)内のパーツ店で入手できました(店の名前を忘れてしまいました。東京科学無線電機だと思います)。

 さて、実は3年ほど前、やはり「電子マスカット」で紹介されていた「ストレート式ICラジオ」を、小さいケースに組み込んで製作したことがありました。それが思いの外うまくできたので、今回もそのデザインを踏襲したものを作ろうと思いました。

 使用するケースはタカチのSW-100です。W65*H35*D100と、このラジオを収めるにはかなり小さめのケースですが、これに何とか全てのパーツを組み込みたいです。そこでケースを先に買って、それに部品を合わせながら買い進めていきました。特に場所を取るのが電池ボックスとスピーカーです。これらはなるべく小さいものを使いたいです。電子マスカットの記事では、電源は単三電池を2本使っていますが、同じ3Vならいいだろう、ということで、電池ボックスは単四用のものを選びました。スピーカーもなるべく径が小さく、しかも後ろに出っ張っているマグネットが細いタイプにしたいです。ところが昔は割とたやすく手に入ったのですが、今は意外にこの手のスピーカーがなくて、ちょっと探してしまいました。結局PCパーツ店で、マザーボードのビープ音を鳴らすのに使う、直径5cmのものを手に入れました。なお、部品や回路図、配線等の詳しい事は、電子マスカットの記事を参照してください。

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