2.ケースを加工する

 部品のレイアウトが決まったので、ケースを加工して、部品を取り付ける穴を空けていきます。基盤を取り付けるスペーサー用の穴を空けた後(写真を撮り忘れてしまいました)、ポリバリコンを取り付ける穴を空けます。因みに穴の位置はすべて現物合わせです。といってもある程度精度を出さないとうまく取り付けられないので、ノギスを使って測定しながら作業しました。バリコンの取り付けネジは皿子ネジになっているので、一度ドリルで穴を空けてから、太めの刃に取り替えて、テーパー加工しました。シャフトの穴は、ドリルで空けてから、リーマーで穴を大きくしました。

 次に、ケース上面に、スイッチ付きボリュームを取り付ける穴を空けます。隣の小さな穴は、ボリュームの座金の出っ張りを通して、ボリュームを固定するためのものです。こうしておけば、つまみを回したときにボリューム本体が回ってしまうことを防げます。

 今度は、スピーカーの音を出す穴を空けます。中心に錐で小さなくぼみを作り、そこにコンパスの針を乗せて同心円をけがき、その線上に穴を空けていきます。5cm径の小さなスピーカーなので、穴も全体に小さめになりました(写真がちょっとピンぼけですみません)。

 そして、ケース右側に空けたこれは、一応バスレフの穴です。小さいスピーカーではありますが、少しでも音質を向上させようとの試みです。でもオーディオの事はほとんど知らないので、この「エンクロージャー」に対して、この位置&大きさが適当なのかはわかりません(^^; だから「なんちゃって」ではあるのですが、効果があるといいな…。

 これでケースの加工が終わりました。正面に見える二つのネジは、基盤を取り付けるスペーサーを固定してあるビスです。

 内側から見ると、こうなります。多少穴のバリ等がありますが、とりあえずケースを割るようなことはなく、まあまあうまくできたかな、と思います。

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