1.回路説明

 ネットに載っている回路は、どれもほぼ同じものです。下のような回路図です。

 基本的には無安定マルチバイブレーター回路です。図のTR1とTR2で構成される部分で発生させたのこぎり波を、TR3とTR4で構成されるマルチバイブレーターで交互に鳴らして「ファンファン」という独特の音を出します。それをTR5で増幅してスピーカーを鳴らします。しかし5石の回路なんて中学生当時の私には上級クラスでしたねぇ。実際に作ったのはいいけれど、ウンともスンともいわなくて悲しい思いをした方もたくさんいらっしゃるのでしょう(笑)


 さて今回はユニバーサル基盤を使わないで8Pのラグ板に回路を組んでみることにしました。ラグ板は目視して確認しやすいのと、わりかし場所を取らなくて二つのスペーサーだけでケースに取り付けられるので、私は結構好きです。ただ当然ですが複雑な回路やICを使った回路には向きません。

 ラグ板に回路を載せた実体配線図がこれです。"J"とあるのはジャンパ線です。私はラグ板に回路を組むセンスはないので、ジャンパ線もえらく長めに引き回してしまいました。乾電池は図では1本しか描いてありませんが、実際には2本を直列に配線します。

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