2011.04.04 text by usadtc
2011年3月に起こった東日本大震災。幸い海なし県の我が家はまったく被災しませんでしたが、防災意識はもの凄く高まりました。非常持ち出し袋は是非とも用意したいのですが、被災した場合の情報源はやはりラジオです。そこでこれを自作して、万一に備えようと考えました。
条件は1.AMラジオ:FMだと山に遮られれば電波は届きません。AMならば仮に地元局がダメでも夜になれば電離層が活発になって遠くの放送も受信できます。2.電池の持ちがいいこと:被災すれば電池は手に入りにくいでしょうから、なるべく長時間動作し続けるラジオがいいです。それと電池は入手しやすい単三が使えること。以上の条件で回路を探したところ、おなじみ電子マスカットの「トランジスタ検波ラジオ」というのが見つかりました。そこでこれをタッパーウェアに組み込んで、防災ラジオにすることにしました。タッパーウェアにしたのは、丈夫で割れにくいので、落としても平気なラジオにするためです。