3.部品組み付け

 動作確認ができたので、いよいよ部品を組み付けていきます。今回使用するケースはタカチのSW-75です。このラジオモジュールを使用するのに一番問題なのは電源ですが、実用的に運用するには単四×3本のエネループが使いやすいと思うので、そういう電池ボックスが入るケースということで、これを選びました。ケース内に部品を仮置きして位置を決めてから、適当なリード線の長さを決めて部品をハンダ付します。ケースも穴開け等の加工をします。

 動作モニタ用のLEDは基板上とは別に設けることにしました。今回は3mmの緑色にします。基板の空きランドに先ず330Ωの電流制限抵抗をハンダ付します。MCUの足と近接しているので、ブリッジしないように少量のハンダで手早く作業します。その後にLEDのアノード側をハンダ付します。カソード側はリード線を伸ばし、グランド(今回は電源のマイナス側)にハンダ付します。

 配線が終わったので加工済みのケースに部品を組み付けていきます。今回はヘッドホンも使えるよう、ステレオヘッドホン端子も取り付けました(左右のチャンネルを繋いでモノラルとして使用)。スピーカーはフラットなタイプのToptone S36604K-3を使いました。

 スピーカーとチューナーモジュールの上に電池ボックスが乗ります。直接スピーカー等に当たらないように、間に厚紙を敷いてあります。

 完成しました。けっこうタイトに部品を組まなければならなかったので、ケースの加工には苦労しました(ボリュームを取り付ける穴の位置を間違えて開け直したりしています)。

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